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ミツバチのおうちはどこ?
大通公園や北海道庁をお散歩すると見かけるミツバチ。
近づいてくると、「キャー!」とつい驚いてしまうけれど、
ある時、一人の年長さんが教えてくれました。
「ミツバチは花にとまって蜜を吸ってるんだよ!」
そうそう。
ミツバチは、みんなが大好きなお花にとまって蜜を吸って、ハチミツを作るんだね。
どんな花に蜂はとまるのかな?
普段よく見るミツバチについてもっと良く知ってもらいたいな。
そんなきっかけから実現したミツバチ授業。
中心街にあるオフィスビルの屋上で養蜂をしている
「サッポロミツバチプロジェクト」さんにミツバチのことをたくさん教えてもらいました。
「雄のハチは全く働かないんだよ。蜜を吸うのはみんな雌バチなんだ」
「えぇーー!なんでなんで?」
「雄のハチは嬢王バチと交尾ができないと巣から追い出されるんだよ」
「かわいそう~!」
「雌のハチはどっちだと思う?」
「体が大きい方!」
「ハチは蜜を吸いに、3キロくらいは平気で飛ぶんだよ。
みんながよく行く大通公園や北海道庁、北海道大学にいる蜂も、このビルから飛びたっているんだ」
雌と雄の違いや習性に、子どもたちは驚いたり歓声を上げたりと大盛り上がり!
ミツバチの天敵・オオスズメバチの登場では、身を乗り出すほど興味津々!
「ここにハチミツがいっぱい溜まっているんだ」
実際の巣も見せてもらいました。
「くさいっ!」「へんな匂いがする~!」
木枠の匂いや本能で生きる虫の熱っぽさからなのでしょうか。
お店で売っているハチミツとは違う、生の匂いを子どもたちはちゃんと感じています。
オオスズメバチの死骸をおっかなびっくり触る子。
ワクワクする気持ちがにじみ出ている子。
表情さまざまな子どもたち。
見て、触って、匂いを嗅いで、ハチの生活を知って。
街の中でハチは一生懸命生きているんだね。
みんなが過ごす園のすぐ近くに
ハチのおうちがあったなんて知らなかったね。
今度、お散歩途中で見かけたら
ハチに「こんにちは」って言えちゃいそう。
そんな風に思えるくらい、たくさんのことを教えてもらいました。