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こどもの気持ちに寄り添う
朝、園に出勤すると、ギャンギャンと大泣きする子が1人。
いつもは楽しそうに参加している体操教室が今日はやりたくなかった様子でした。
泣き止んだのはいいものの、それからというもの、心ここにあらず。
朝の会の流れが止まってしまいます。
集団保育のなかで、
ひとりの子を理由にみんなの動きが止まってしまうのはなかなか大変なものです。
それでも先生は、参加を強制せず、こどもたちの気持ちを尊重します。
「そんな気持ちは私にもよく分かるので笑」と、先生。
やりたくない理由が自分で分かっていても、感情がそれどころではなく、
口が開けない、身体が動かない時があるものです。
こどもが自分の気持ちが整理されるまで、
自然とみんなの輪の中に戻ってくるタイミングまで自由にさせます。
常にこどもの様子を気にかけながら、放置ではなく、見守る。
お絵かきをしていると、いつの間にか元気を取り戻し、
嫌がっていた体操教室も楽しそうに取り組みはじめました。
その子の気持ちはその子にしか分からないものです。
それを認めて尊重する先生。
そんな日常のワンシーンでした。