こどもカンパニー

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まちをつくろう!~3~



こんにちは!地域資源コーディネーターです。
さて、前回からの続きです。いわゆる「ユニバーサルデザイン」という視点に気づいた子どもたち。
今回のレポートでは、子どもたちから生まれたアイデアが、どんなふうに作品に反映されているかをご紹介します!



<スーパーを制作しているグループ>
「高い場所に商品を置くと車椅子に座っている人の手が届かないんじゃない?」という声が挙がり、親切な定員さんが手伝ってくれるというアイデアを考えました。


<病院を制作しているグループ>
「歩く方向(道しるべ)を矢印で説明してあげたらわかりやすいよ!」という意見が挙がり、矢印を付けました。


<水族館を制作しているグループ>
「水族館に行ったときに水槽の様子を紹介している館内放送を聞いたことがある」という子どもたちの体験談がきっかけで、アナウンスをかけたり、耳が聞こえない人のために看板をつけて水槽の紹介をすることにしました。


<タピオカ屋さんを制作しているグループ>
「目が見えない人には飲み物の量がどのくらいかがわからないんじゃない?」という意見が挙がり、商品のサイズに大・中・小を作りました。そしてそのサイズ感を伝えるために、実際に使う容器を触ってもらうことにしました。


<ホテルを制作しているグループ>
「ホテルなら外国の人も来るから、受付に外国語が話せる人に立ってもらおう」「目が悪い人や初めて来た人にもわかるようにアナウンスをかけよう」「手すりもつけたら?」など、たくさんのアイデアを作品に反映させました。


<マクドナルドを制作しているグループ>
「ベビーカーが通れる隙間がないね」という声が挙がり、「イートインテーブルをもっと小さくしよう」というアイデアが生まれました。またマクドナルドがどんなお店か遠くらかでもわかるように看板を作ったり、ポテトのマークをたくさんつけました。




そしてこれらのお店を配置したジオラマには、歩きやすくするための信号機や、お店に入りやすいように駐車場もつくりました。
迫力満点のジオラマには、「どんな人でも楽しめる」ことをしっかり考えて、細部までたくさんこだわり、
子どもたちの優しさが詰まった素晴らしい作品となりました!!

さぁ、次回のレポートは最終回!

いよいよ、札幌駅前通まちづくり会社さんからの作品講評です。
芳村さん、柴田さんは作品を見てなんて言ってくれるかな?
ドキドキしながらその日を待つ子どもたちです。

**地域資源コーディネーターとは!?**
地域の資源(ヒト・モノ・コト)を活かし、子ども達の育ちや学びにつながる体験をコーディネートするお仕事です。