こどもカンパニー

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踊りの楽しさは拡がっていく

「ハッ!」

「それそれそれそれっ!!」

西口園のホールは、熱気に包まれています。

 

生き生きとした笑顔。

キレのある動き。

高くダイナミックなジャンプ。

ジャンプと共にひらひらとなびく華やかな衣装。

西口園に、北海道大学よさこいチーム「縁」さんがいらしてくれました。

子どもたちの目はお兄さんお姉さんに釘付けです。

 

8月末の運動会に向けて練習する子どもたちを見て、

「こんなに子どもたちが一生懸命なのだから、本物の演舞を見せてあげたいね。」

「演舞の迫力を間近で感じられたら、もっともっと楽しめるんじゃない?」

「『これがよさこいなんだ!』と知ってもらえる機会を子どもたちに作ってあげたい。」

そんな先生たちの想いから生まれた、今日のこの時間。

 

「カッコよく踊るコツはね、3つあるよ!」

「この3つをみんな頑張ってみよう!!」

練習が始まると、お兄さんお姉さんは、一つひとつの動作を手取り足取り、

子どもたちに丁寧に教えてくれます。

お兄さんが見本を見せると、子どもたちの体も自然に動きます。

 

「腕はピッとまっすぐ、こんな感じで伸ばすよ!」

 

 

「ピシッとね!」の声掛けに、

指を大きく開いて、腕を左右にめいっぱい伸ばし、腕を「ピシっ!」

みんな、カッコイイ!!

 

「ここの踊りは『クワガタクワガタ、かぶとむし』だよ!」

腰を曲げて、ジャンプしながら腕を下す動作を、

子どもたちがわかりやすい表現を用いて説明してくれました。

 

たくさん教えてもらった後の、子どもたちのこの”構え”ポーズ。

体が一回りも大きく見えるのは気のせい?

 

「上手く踊れたね!」


柔らかくって大きな手でハイタッチ。

お兄さんの優しい気持ちが伝わってきます。

子どもたちは?

ちょっぴり恥ずかしそうな、でも嬉しそうな、何ともいじらしい表情です。

 

活動が終わった後も、子どもたちは「クワガタクワガタ、かぶとむし」を呪文のように唱え、

踊りの練習を楽しんでいます。

 

子どもたちの踊りを見て、「もっとこうした方が良いところ」をメモに取ってくれたお兄さん。

大きく優しい手で、子どもたちをサポートしてくれたお兄さん。

子どもと同じ目線に立って、踊りをチェックしてくれたお姉さん。

踊りの楽しさを全身で教えてくれたお兄さん。

憧れるほどカッコ良くて温かい縁の皆さん。

来てくれてありがとう。

 

運動会当日は、お兄さんお姉さんの様にカッコよく踊るから、見ていてね。