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制作活動にキラリと光る先生の想い
こんにちは!地域資源コーディネーターです。
先日、札幌駅西口園のバラ・ライラック組(3歳~5歳児)で、エルムの里公園に行って落ち葉を拾ってきました。
真っ赤に色づいた落ち葉を前に、
とにかくたくさん葉っぱを拾うお友だち
汚れていないきれいな葉っぱを探すお友だち
赤・黄色・オレンジ、と色のコントラストを意識して拾うお友だち
同じ落ち葉拾いでも子どもたちそれぞれで感じることや考えることが違っていて面白いです。
そしてその後は早速拾ってきた落ち葉を使って秋の制作を。
耳に見立てたり、落ち葉に絵を描いたり、落ち葉の穴を活かしたり…
葉っぱの使いかたも見立て方もそれぞれで、園児たちの個性が光ります。
ここで先生から「今回の制作では、あえてハサミを用意しませんでした」と、素敵な狙いを教えてもらいました。
その心とは???
落ち葉はもろく、強く触ると崩れてしまう。
一方で、葉脈の中心である主脈は硬くて手ではちぎりにくいため、思い通りの形にするにはなかなか難しい。
だからもどかしい。
だからどうやったら思い通りにちぎれるか考え、優しくちぎったり、主脈に沿ってちぎり取ったりなど創意工夫をしないといけない。
そういうことを子どもたちに感じてほしい。
先生はそう考えたそうです。
ハサミを使えば簡単に形がつくれます。思い描いたものを形にする楽しさを十分に味わえると思います。
でも、造形だけでなく、秋の落ち葉を使うからこそ知れる難しさや感触の面白さ、不思議さも感じてほしい。
実際、制作の中でも「先生、うまくちぎれないよ~」「どうしてだと思う?」「うーん、、、この線が硬いからかな?」という会話だったり、
「どうして落ち葉になるとカサカサになるの?」「粉々になっちゃった~」という声が聞こえていました。
落ち葉から「なぜ??」をたくさん感じ、子どもたちなりに答えを見つけ、作品を作っていく。
秋の制作活動では、子どもたちの素晴らしい作品と共に、こんなキラリと光る先生の想いを見ることができました。
**地域資源コーディネーターとは!?**
地域の資源(ヒト・モノ・コト)を活かし、子ども達の育ちや学びにつながる体験をコーディネートするお仕事です。